特車ゴールド制度とは│特殊車両通行許可簡素化制度について

真上から見る立体高速道路

特車ゴールド制度(特殊車両通行許可簡素化制度)とは、業務支援用 ETC2.0車載器をセットアップ・装着した車両の登録と、特車ゴールド制度の利用登録を行うことにより、許可更新手続きの簡素化および大型車誘導区間における経路選択が可能となる制度です。

特車ゴールド制度を利用すると、申請経路に大型車誘導区間が含まれる場合、大型車誘導区間における経路選択が可能となるため、渋滞や事故、災害等による通行障害発生時に迂回ができ、輸送を効率化することができます。

また、寸法・重量や経路の違反等が確認され、通知が行われた場合を除き、許可更新時の手続きが従来に比べ簡素化され、ワンクリックで更新申請ができます。

業務支援用ETC2.0車載器

ETC2.0とは、ETCが従来から備えていた高速道路料金支払いの機能に加えて、スマホやカーナビと連動することにより渋滞・事故・災害情報をリアルタイムで提供する車載器のことをいいます。ETC2.0には、走行履歴データや挙動履歴データが蓄積されますが、業務支援用ETC2.0では、さらに起終点のデータまで記録されます。

業務支援用ETC2.0は、すべての経路情報が記録されることにより出発から到着までの挙動が明らかになるため、道路政策に活用するためには最適な装置です。すなわち特車ゴールド制度とは、業務支援用ETC2.0車載器をセットアップ・装着した車両についてメリットを与えることにより、道路政策に資することを目的とする制度です。

利用方法

特車ゴールド制度を利用するために は、業務支援用ETC2.0車載器を装着し、オンライン申請で車両の利用登録手続きを行う必要があります。

利用登録後、オンライン申請で従来どおり通行許可申請を行い、申請経路に大型車誘導区間が含まれる場合、特車ゴールド制度の利用確認メッセージが自動的に表示されます。

対象車両

特車ゴールド制度を利用することが可能な車両は以下のとおりです。

特車ゴールド制度を利用可能な車
特車ゴールド制度を利用可能な車

従来は複数台のトラクタをまとめた申請ができませんでしたが、平成31年3月25日の改正により包括申請ができるようになりました。(「車種」、「荷物」、「通行期間」が同一の場合)

特車申請代行サービス

弊所では、特殊車両の通行許可申請(特車申請)の代行を承っております。面倒な書類の作成から関連機関との調整及び申請の代行に至るまでしっかりとフルサポートいたします。下記の報酬は市場価格を反映したものですが、弊所は「話しの分かる行政書士事務所」をするため、さまざまな事情をくんだ上での柔軟な対応には自信を持っていがます。特車申請でお困りの際は、弊所までどうぞお気軽にご相談ください。

新規申請(2経路(往復)/台)12,100円/台〜
車両追加(包括申請)+4,950円/台〜
経路追加(3経路目/台〜)+3,300円/経路〜
更新申請6,600円/台〜
変更申請9,900円/台〜
※税込み

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